10月11日。津山へ旅した。
メインは「美作河井駅」にある転車台。
サブメインは津山名物B級グルメ「ホルモンうどん」。
前日、考えあぐねた結果、電車で行くことに。
9時44分岡山発の津山線「快速ことぶき」
に乗り、2時間半の旅。単線の側を国道53号線が現われたり消えたりする。いつもは車から列車を眺めるのに、今日は逆の風景。いつもと違って面白い。
列車は快速なんだけど、ディーゼル車で単線でワンマンカーだ。快速なのに無人駅に止まったりもする。
単線だからすれ違いの為、駅で列車待ちすることもある。山間を走る為、急カーブに差し掛かると25km/hに落とすことも度々。ディーゼルの為、登りが少々キツイ。
そんなこんなでのんびりゆったりな旅である。
津山駅に着くとそこが津山線の終点で、因美線智頭駅行きに乗り換え何だけど、30分の連絡。駅のホームには待合の椅子があるだけで何も無い。自販機もトイレも改札内には無いのだ。
仕方なし。駅員に切符
を見せて外に出る。
そういえば、今月は「鉄道の日」とやらがあって、一日乗り放題の切符を売ってたなあ。でも思い出しのは津山駅で、ポスターには前日までに販売とある。昨日は夜まで悩んだからなあ…
か
に。
因美線智頭行きはスゴイ
ワンマンカーの一両列車
マニアらしき人たち3,4人が運転席付近を陣取り、カメラ
を構えてる。車両のフロントはガラス張りで、線路が露わに見え、運転席も運転手が隠さなければ丸見えだ
この車両はまるでおもちゃの列車のようで、線路脇の草が車両を叩いている。そうだな、草原を走る列車だ。
まあ、そんなこんなで河井駅で降りること12時14分。当然無人駅。 
ただ、昔は転車台があったほどに、利用率が高かったようで、剥がされたレールと閉ざされた線路が過去の繁栄を物語り、現状を嘆いている。駅舎も駅員がいた頃の建物のままだ。
転車台はホームから見えるところにあるんだけど、そこへの行き方が分からない…。とりあえず、線路を突っ切って強行突破。駅より
1分。
転車台は静かに虚しく、寂しく佇んでいた。これ以外に駅には何も無い。
唯一その裏に「若宮神社」が堂々と森に建っているんだけど、駅に降りた人たちは誰もそちらへ進もうとしない。
1時間弱の帰りの列車まで時間を持て余した私たちは、若宮神社がある方へ足を伸ばしてみる。神社というか祠というような社が岩に張り付いていた。忘れられたお宮のようので、木漏れ日に揺れていた。
道は更に上に続いており、どうも山城へ向うようだったけど、帰りの列車に間に合いそうに無かったので辞めた。
転車台への正しい道を見つけ、帰りは正規の細道を戻った。
ホント駅周辺は民家しかない。1時間弱の滞在で充分だ。
山谷に列車の音が鳴り響き、帰りの時が来たことを知る。
13時20分、「美作河井駅」を去り、津山駅へ向う。
13時56分。お腹ペコペコの私たちは、降りて早速、ホルモンうどんを求め、津山の街へ繰り出す。当日は日曜だった為、営業している店が少ない。商店街近くの店では、そこに群がう観光客が行列をなしている。とても帰りの列車に間に合いそうに無い。帰り時間まで1時間以上あるというのに…
仕方なく、パンフレットを頼りに駅前の日曜日も時々やっている店へ試しに行ってみた。おお、運良く開いていた。しかし、目印となる幟が無く、お巡りさんが二人ウロウロしている。
戸惑いながらも店に入る。店は焼肉屋さんなんだけど、津山は基本鉄板焼き。おばちゃんが目の前の鉄板でホルモンうどんを焼いてくれた。美味である
一人前850円にもう一玉加えると900円になるというのでそれを二人分、つまり4玉を焼いてもらった。何たる格安。 しかし、4玉中3分の2を相方が食べてしまった。相方はビール
も飲んで満腹満足のようだけど、私は微妙に物足りない…。
でも腹八分目が大事と自分に言い聞かせ我慢した。
食べてる間、お巡りさんが入ってきて、おばちゃんと幟について話始めた。どうやら悪い奴がお店の幟を寝ているうちに持っていってしまったらしい…Σ( ̄ロ ̄lll)
幟、どうすんの?津山市内じゃ使えないよね?津山市が作ってんだから。
ただ、おばちゃんとお巡りさんの会話が何とも面白い。おばちゃんは焼きうどんを作りながら、お巡りさんたちは使っていない鉄板の前に座りながら、何とも和やかに、穏やかに事件の詳細を問答してる。おばちゃんに緊迫感が全然無いもんだから、よーく聞いていないと日常会話かと思うくらい、のんびりしている。最終的に幟の色でお巡りさんとおばちゃんの意見が食い違う。おまわりさんが黄色系の幟のサイズを聞いたら、おばちゃんが「黄色じゃない、ピンクだ」と言い張り、もひとつ大きい幟を「赤だ」と言い切る。言い切られたお巡りさんは困惑。納得できず、近所の幟が取られていない店へ見に行ってしまった。
私たちも食べ終わり、駅の方へ向ってると、さっきのお巡りさんが近所の店の幟を一生懸命調べている。
そうして私たちが近付いてきたのに気が付くと「これ、何色に見える?」と幟を指差した。一つの幟はオレンジ色を背景にピンク色と茶色の文字で「ホルモンうどん」と描かれている。もう一つのほうは茶色ベースにピンクとオレンジの文字。おばさんの言い分は否定された。
色は人によって捉え方が変わるものかもしれないねえ…
帰りの列車まで時間が小1時間あったから、街をブラブラした。でもこれが仇になった。
天満屋でアイスを食べ、お土産を見ている頃には3時半を過ぎていた…。出発は3時44分だ。
モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!
私たちは走った
近いと思ってた道のりが遠く感じられ、運動不足の私の太股が段々上がらなくなっていく。
何とか間に合った私たちは激しく揺れる帰りの快速「ことぶき」に酔いながら、疲れた身体をシートにうずめた。
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